PIDAが主導した2023年米国西部光電展、豊かな成果を収める

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2023年1月31日から2月2日まで、アメリカ・サンフランシスコのモスコーン・センターにて開催された「Photonics West 2023(美西光電展)」は、盛況のうちに幕を閉じました。この展示会は、まさに世界の光電技術の競技場とも言える場です。台湾の光電産業の国際的な認知度を高めるため、光電協進会(PIDA)は台湾パビリオンを組織し、上暘光學、中華立鼎光電、台灣彩光、佳凌科技、保勝光學、南方科技、華信光電、錼創顯示などの企業が一堂に会しました。PIDAによれば、数年前まで台湾の出展企業はわずかでしたが、年々増加しており、これは台湾産業が研究開発主導型のビジネスモデルへと転換を進める中で、世界のハイテク産業において着実に存在感を示し始めていることを象徴しています。

2023年のPhotonic Westは、無事に大成功を収めました。世界中から1,100社以上の企業が出展し、数万人の光電分野の専門家がサンフランシスコに集まり、3日間にわたり最新技術の情報交換が行われました。展示会では1,000件以上の講演や論文発表が行われ、今年の注目テーマとしては、AR/VR/MR、量子技術、先進パッケージング、バイオメディカル、衛星通信など、最先端の光電技術とその応用分野を広くカバーしていました。

台湾パビリオンに出展した企業は、今年の展示会は過去に比べて来場者数が多く、パンデミック後の「リベンジ来場」とも言える現象が見られたとしています。来場者の質問も非常に専門的で熱心であり、Photonics Westが世界最大級のハイテク光電展示会であることに対して高く評価されました。

台湾パビリオンでは、錼創のMicro LED、華信光電のレーザー、台灣彩光のレーザーおよび蛍光体モジュール、上暘光學の露光用プロジェクションレンズ、南方科技のデジタルマイクロスコープ検査装置、佳凌科技の車載用レンズ、保勝光學の各種大型ガラスレンズ、中華立鼎のセンサーなどが、潜在顧客から多くの問い合わせを受けました。

また、経済部サンフランシスコ駐在経済組の担当者も、台湾のハイテク企業の展示活動に特別な関心を持ち、すべての台湾企業のブースを訪れ、現地での支援と激励を行いました。今年はさらに、儀科中心、騰錂鐳射、龍彩科技、宏惠光電、神詠精密光學、全新光電、東典光電、台灣超微光學などの企業も出展し、台湾の光電技術の強みを力強く示しました。

モンタナ光電産業アライアンスは、台湾産業との協力拡大を期待

モンタナ光電産業アライアンス(Montana Photonics Industry Alliance)は、米国西部光電展示会(Photonics West)期間中にレセプションパーティーを開催し、サンフランシスコ経済部、光電科技工業協進会(PIDA)、台湾からの出展企業(騰錂レーザー、台湾彩光など)およびその他の国際企業を特別に招待しました。モンタナ光電産業アライアンスのジェイソン・ヤーガー総経理は、モンタナ州内の主要大学が連携し、新興ハイテク産業に焦点を当てており、米国内での連携にとどまらず、国際的な展開を積極的に進めていると述べ、特に台湾をはじめとするアジア諸国との協力によって新たな発展の機会を共に創出したいとの期待を示しました。

また、モンタナ光電産業アライアンスはレーザー技術およびその応用分野の発展にも特に注力しており、LCDや半導体産業向けのレーザー装置の製造およびメンテナンスサービスを提供するなど、台湾との協力体制の構築に高い関心を寄せています。今後、PIDAとモンタナ光電産業アライアンスは引き続き交流イベントを開催し、相互の協力の機会をさらに深めていく予定です。

今年の展示会の成果が非常に良好であり、多くの好評を得たことを受けて、PIDAは来年、台湾パビリオンの規模を拡大することを発表しました。ドイツ館、日本館、オランダ館など先進各国のパビリオンに匹敵するイメージ館の構築を目指しており、台湾の光電企業が一丸となって、台湾の光電産業をさらに発展させていくことが期待されています。

報道の出典:https://www.pida.org.tw/main/article_show/0249

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